今年もいよいよキャンプの季節が近づいてきました。
”りばー”は冬でもキャンプに出かけるプロキャンパーではありませんので、暖かくなるのが待ち遠しかったです。世のキャンプ好きお父さんも春〜が待ち遠しいのではないでしょうか。
去年はほとんどキャンプに行けなかったので、今年こそはキャンプを満喫したいと思っている”りばー”です。
本題
各アウトドアメーカー2018年の新アイテムを発売していますが、今年の大注目はスノーピークさんから発売される【エントリーパックTT】だと思っています。
【エントリーパックTT】は日本のアウトドアブランド:スノーピークさんから初心者向けテント・タープのセットになっている製品で2018年新作となっています。2018年の新製品としてカタログに記載されていて、”りばー”がずっと気になっていたギアです。
もともと2018年4月発売予定となっていましたが、先行予約が多かったため少し予定を早めて3月31日から先行販売となりました。それだけで大人気ぶりが分かりますよね。
初心者向けテント・タープのセットという事で、今年からキャンプデビュー予定のご家族には絶対オススメです。私も周りのキャンプを始めていない友人に「今、テント買うならコレ1択だよ」って言いふらしています。
今回はその【エントリーパックTT】の内容とその魅力についてご紹介します。
魅力1:セット内容
まず、【エントリーパックTT】のセット内容ですが、公式ページによると以下の通りです。
[テント]テントとタープに設営する為のポール・ペグまで揃ってます。さすがはエントリーパックというだけあって初心者に優しいです。プロ仕様だとポール・ペグは別売とかよくあります。(それはそれで、買い替えの場合は便利だったりするんですけど…)
● セット内容:テント本体、フレーム長(×1)、フレーム短(×2)、ジュラルミンペグ(×28)、自在付ロープ(2.5m×10、3.5m×6) 、リペアパイプ(×1)、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース
[タープ]
● セット内容:タープ本体、コネクションテープ、スチールポール(280cm、240cm)、スチールペグ30(×8 )、自在付ロープ( 二又用10m×2、3m×2、2m×2) 、キャリーバッグ、ポールケース、ペグケース
これを買えば、テントとタープが一気に揃いますね。別々で買うとサイズが合うのか、色のバランスはいいのか、とか気にして検討する必要がありますが、セットならそんな心配もありません。これを買えば、居住空間は整うっていうのが楽ですね。
魅力2:テントの性能
次に性能を見ていきましょう。スノーピーク製品は全て高性能でファミリーキャンパーには十分すぎるほどの性能がありますが、この【エントリーパックTT】はエントリーモデルという事で念のため確認しておく必要があります。他のスノーピーク製品と比較する事で違いが分かり易いと思いますので、比較しつつその性能を確かめていきましょう。
こちらも公式ページからの引用です。まずはテント性能を同じくエントリーモデルの【アメニティドームM】の性能と比較しようと思います。【アメニティドームM】はエントリーモデルながら必要十分すぎる性能と低価格を実現している、スノーピークデビューとして一押しのギアです。
【エントリーパックTT】
[テント]
● 材質:本体/75Dポリエステルタフタ、PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・テフロン加工、UV加工 インナーテント/68Dポリエステルタフタ、ボトム/210Dポリエステルオックス、PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム フレーム/A6061(φ13mm)
● 収納サイズ/60×23×23(h)cm● 重量:7.65kg ● 対応人数:4名
【アメニティドームM】こうやって比べると天幕の耐水性能は変わらないですね。どちらもフライシートは75Dポリエステルタフタで耐水圧1,800mmです。インナーテントも両方68Dポリエステルタフタです。
○ 材質:フライシート/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・テフロン撥水加工・UVカット加工、インナーウォール/68Dポリエステルタフタ、ボトム/210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム、フレーム/ジュラルミンA7001+A6061(φ12.8mm+φ12mm・前室φ11.8mm+φ12mm)
○ キャリーバッグサイズ:74×22×25(h)cm ○ 重量:8kg
フレームに違いがありそうです。【アメニティドームM】に記載のあるA7001というアルミ合金について調べてみると、超々ジェラルミンの仲間で元々戦闘機の部材として開発された合金らしいです。iPhoneにも7000番台のアルミ合金が使われているらしいです。なんだかよく分からないけれど、兎に角すごそうです。
あと気づいた違いは【エントリーパックTT】の方はφ13mmとなっていて1mmほど大きくなっているんですかね。強度が少し下がる分太くしたとか?
つまり、天幕に関しては全くの互角。
フレームに関しては誤差の範囲で【アメニティドームM】に軍配が上がりそうですが、それって普通に使っていて気づくかな?というレベルかと思います。
個人的にはフレームにジェラルミンを使ってくれている時点で、スノーピークさんの高性能ぷりには平伏です。ただのアルミじゃなくてジェラルミンです。どこかのフレームはプラスチックですからね…
次に気になるのは大きさです。ページには載っていないんですが、「取り扱い方法」をダウンロードしてみると説明書の中に詳しく載っています。【アメニティドーム】と大きさ比較してみるとこんな感じです。
エントリーパックTT | アメニティドームM | アメニティドームS | |
サイズ | 220×285cm | 265×265cm | 150×220cm |
対応人数 | 4人用 | 5人用 | 3人用 |
【アメニティドームM】より少し小さいけど、Sよりは大きいから家族4人でも大丈夫、という大きさですね。”りばー”は【アメニティドームM】を使っていますが、これだと「家族4人+荷物」で丁度いいサイズだと感じています。ですので、少し小さくなる事で家族4人では少し狭いと感じるかもしれません。
最後に、仕様からは分からないのですが【エントリーパックTT】のテントはインナーテントが吊り下げ式で【アメニティドームM】はインナーが自立式です。”りばー”は【アメニティドームM】しか持っていませんので吊り下げ式は分かりませんが、吊り下げ式だと雨の日の撤収時は良さそうですね。(濡れずに中だけ片付けられます)
どっちがいい、という事はないのかもしれませんが2つの違いですね。
魅力3:タープの性能
続いてタープの性能についてです。こちらも公式ページから引用です。比較対象は同じくエントリーモデルの【アメニティタープ ヘキサLセット】です。
【エントリーパックTT】
[タープ]
● 材質:本体/210Dポリエステルオックス、PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・テフロン加工、UV加工
● セット内容/タープ本体、コネクションテープ、スチールポール(280cm、240cm)、スチールペグ30(×8)、自在付ロープ(二又用10m×2、3m×2、2m×2) 、キャリーバッグ、ポールケース、ペグケース
● キャリーバッグサイズ:80×17×22(h)cm
● 重量:7.5kg
【アメニティタープ ヘキサLセット】
● 材質:210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・テフロン撥水加工・UVカット加工
● セット内容:タープ本体、スチールポール(280cm、240cm)、スチールペグ30cm(×8)、自在付ロープ(二又用10m×2、3m×2、2m×2)、ポールケース、ペグケース、キャリーバッグ
● キャリーバッグサイズ:80×17×22(h)cm
● 重量:7kg(本体、付属品含む) ● 対応人数:6名
あれ?これって同じですか?セット内容も同じだし、重量もキャリーバックサイズも一緒です。【エントリーパックTT】に付いているタープはテントと連結用のコネクションテープが多いぐらいで、他は一緒ですね。
だとすると、【エントリーパックTT】は単純に別々で購入するより1万円ほどお得って事になります。
でもこれだと性能の比較にならないので、スタンダードラインの製品である【HDタープ ヘキサ(L) 】と比較してみますね。こちらの仕様はこうなってます。
【HDタープ ヘキサ(L) 】さすがに性能差が出てきます。【HDタープ ヘキサ(L) 】の耐水圧3,000mmミニマムは圧巻です。耐水圧とは1cm四方の範囲に、どれくらい水を積んだら生地の裏側に染み出してくるかという数値です。つまり耐水圧3,000mmは、3mまでの高さの水に耐えられたということになります。普通の傘の耐水圧は250mm程度らしいので、それに対して3,000mmという数値のすごさが分かるでしょうか。
○ 材質:本体/210Dポリエステルオックス、遮光ピグメントPUコーティング耐水圧3,000mmミニマム、UVカット加工、テフロン撥水加工(初期撥水100点、5回洗濯後90点)
○ セット内容:本体、自在付ロープ(ニ又用10m×2、3m×2、2m×2)、ポールケース、ぺグケース、キャリーバッグ
○ キャリーバッグサイズ:80×17×22(h)cm
○ 重量:3.6kg(本体、ロープ含む)
でも正直『何処にキャンプ行くんだ?』って思いますけど。笑
その分、お値段にもかなりの差が出ていて、パッと見は変わらないんですが、実は【HDタープ ヘキサ(L) 】にはポールとペグが付属されていません。これにポール2本とペグ8本が必要になります。スノーピークで買うと、ポールが1本5000円くらいでペグが1本400円ほどしますので、+1万3000円ほどになり、タープ本体と合わせ4万5千円を超えますので【アメニティタープ ヘキサLセット】に比べて2万円ほど高くなります。
個人的にはエントリーモデルで良いかな、と思います。確かに値段に見合った性能を提供してくれているのかもしれませんが、その性能を発揮できるシーンは少なそうです。そもそも雨の日に好んでキャンプに行かないじゃないですか、それが全てだと思います。(”りばー”はアメニティタープが無い時代に買ったのでHDタープを購入しましたけどね)
魅力4:お値段
肝心のお値段です。【エントリーパックTT】の魅力は何と言ってもテントとタープのセットで49,800円で購入できる点ですね。今までスノーピーク製品は性能は良いけど、その分お高いというイメージでした。このセットであれば他メーカーと変わらない値段でスノーピーク製のギアが揃います。性能については、前述した通りエントリーモデルではあるもののファミリーキャンパーには十分な性能だと思います。
このセット以外でスノーピークで揃えようと思うと、例えばエントリーモデルで5人用
【アメニティドームM [5人用]】 32,800円
【アメニティタープ ヘキサLセット [6人用] 】 26,800円
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合計 59,600円
【アメニティタープ ヘキサLセット [6人用] 】 26,800円
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合計 59,600円
雨の日でも安心なHDタープに変えると
【アメニティドームM [5人用]】 32,800円
【HDタープ ヘキサ(L) Pro セット】 47,800円
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合計 80,600円
【HDタープ ヘキサ(L) Pro セット】 47,800円
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合計 80,600円
となりますので、【エントリーパックTT】のお手軽さが分かると思います。しかも、テントだけあってもキャンプはできませんので、他の道具も揃えるとなるとこの値段じゃ当然収まりません。やはり初めてのセットで【エントリーパックTT】はすごく安価で魅力的だと思います。
まとめ
今回は2018年3月31日に発売した【エントリーパックTT】の魅力についてご紹介しました。やはり1番の魅力は5万円でテントとタープが揃ってしまう点です。しかし、決して安かろう悪かろうの製品ではなく、スノーピークご用達の高性能なギアです。プロキャンパーには物足りない性能かもしれませんが、これから始める初心者には十分すぎる性能で、キャンプを本格的に始めたとしても、わざわざ買い換える必要はないぐらいの性能はあると思います。
今年からキャンプデビューを考えている方には絶対オススメです。3月31日の先行販売分は予約の方優先となっていますので、しばらくは購入できないかもしれませんが、本格的なキャンプシーズンまではまだ時間がありますので、まだ間に合いますよ。
amazonでは買えるっぽいです
楽天でも買えるところあるみたいです
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